どんな言葉で君を愛せば、

22歳新卒社会人、OL人生のスタート

春から大学生になる女の子に、知っておいてほしいこと。

こんにちは。さやかです。私は奇跡とか運命なんて全く信じない質だけれど,それでもとにかくこの人たちと出会えて良かった,これは私にとってとても重要な出会いだったと,そんな風に思えるサークルを先日引退しました。

でも入部してから追い出されるまで楽しいことばかりではなかった。むしろ問題の方がよっぽど多くて,当時はひどく傷ついて全てから逃げ出したくなったこともある。そして私のように立ち直ったり強くなったりしたつもりでいても,一度削れてしまった心はそう簡単に戻らない。自信や他人への信頼感は,積み重ねるのは大変なのに壊れるのは一瞬。また積み重ねていくことはできるけれど,無傷だったときと同じにはならない。たとえば私も,先輩からのセクハラを「べつに触られて減るものでもないし」と許容することで消耗してきて,未だに男性不信気味だったりする。

こと女子の対男性問題において「若いときの苦労は買ってでもしろ」は当てはまらないと思う。苦労なんてしない方がいい。一度削がれた自尊心はそう簡単に回復しない。

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はい。前置きが長くなりました。最近は私の大学でも合格発表がなされ,ツイッターのタイムラインには「#春から◯◯」が付いたツイートが流れてくるようになっています。2019年4月に入学してくる学年は,現役なら私から見ると4つ下。

私には年の離れた妹がいます。彼女が大学に入るのはもう少し先の話だけれど,そんな妹が大学生になるときに不用意に傷を負うことがないように,彼女の入学時に姉としてどうしても伝えておきたいことは何かを考えてみました。読者登録してくれている方のプロフィールから読者層の属性を想定した限りでは,この記事はすぐには女子高生の目には止まらないような気がしますが……ネットの海に漂わせておくことで,いつかどこかで,これから大学生になる女の子にとっての防災マップになれば本望です。

 

  • 一つ、まず同期と仲良くなろう
  • 二つ、コミュニティは複数持とう
  • 三つ、人の言うことを真に受けない

 

一つ、まず同期と仲良くなろう

先輩は確かに頼りになる。少し前まで高校生だった自分たちと違って大人に見えるし,何より新歓期の新入生には特に優しい。でも入学したてのあなたには優しそうに見える先輩が羊の皮をかぶった狼である可能性は,悲しいけれどあなたが思うより何倍も高い。善意のメッキを貼った下心を抱えた人が,一生懸命勉強して受かった大学に受かって目をキラキラさせているあなたを狙っている。そして,女の先輩としては信頼して良い男の先輩や要注意人物を教えてあげたいところだけれど,これも実は難しい。それは「後輩の女」にしか見せない顔を持つ男性がいるから。私から見るとただの優しい同期,優しい後輩だった男子が実は後輩女子とひと悶着あったらしいと後から聞くことは珍しくない。

頼っても安心な先輩が誰かなど,リアルタイムで情報を共有できるのはやっぱり同時に新入生をやっている同期だ。縦の繋がりを安全に有効に使うために,まずは横の繋がりをつくること。一緒に行動できる友達をつくって,なるべく一人で先輩についていかないこと。

(関連記事:このまんがに 無関心な女子はいても、無関係な女子はいない。無関係な男子もいない。 - どんな言葉で君を愛せば、

 

二つ、コミュニティは複数持とう

安全に楽しく大学生活を楽しむための2つめのコツは,緩くてもいいから所属を増やして,居場所をひとつに絞らないこと。高校までの部活のように1つを選ぶ必要はありません。部活でも同好会でもサークルでも勉強会でも,あるいは学外の組織でも良い。内容や形は自分の興味とか時間の使い方と合うものなら何でも良いです。入ってみないと実態がわからないことも多いので「友達が入るって言うから」なんて理由でも全然良いと思います。いろいろなところに顔を出していきましょう。入って実態を知ったあとで「ここは自分には合わないな」と思ったとき,宗教カルト・ネットワークビジネスのニオイを感じたときに,迷わず回れ右で撤退するためには,そこを離れても自分には居場所があると思うことが大切。親元を離れてひとり暮らしをする大学生は孤独感に駆られやすく,これは悪意ある大人の狙い目となりやすい要素です。何か変だなと一瞬でも思ったら,自分の直感を信じること。ある集団で何か嫌な目に遭ったとき,その集団の外にいる人に相談できる状況をつくっておくこと。

 

三つ、人の言うことをいちいち真に受けない

ここまで散々「〜した方がいい/しないほうがいい」と言ってきたのは私なのに手のひらを返すように聞こえるかもしれませんが,人の言葉をすべて鵜呑みにしないでほしいと思います。大学の先輩や私のような匿名アカウントなど,本当に多くの人が新入生や下級生であるあなたに助言しようとしてくるはずです。その先輩はあなたより大学生活が長いので,わかることが多いのは事実でしょう。履修の仕方についてのアドバイスとか,ある特定の授業における高評価のコツだとか,美味しいお店の情報なんかは便利なのでガンガン先輩の引き出しを利用していきましょう。有効に使えば便利です。

注意した方が良いのはもう少し重要なこと。進路とか就活とか大学での身の置き方に始まり,やれサークルや部活にはとりあえず入れだの所属組織は多い方がいいだの逆に多すぎるのは良くないだのサークルはセクハラもコールもあって入るだけバカだからやめておけだの遊べるのは今のうちだから遊んでおけだの勉強できるのは今のうちだから勉強しておけだの,就活は視野を広げておけだのターゲットを絞って集中しろだのOB訪問はした方がいいだのする必要はないだの,◯◯業界はオワコンだの△△会社はもう終わりだの,とにかく物凄くいろんな人にいろんなことを言われます。あなたに話しかけてくるすべての人の言葉を真に受けていたら心身がいくつあっても足りません。

私は単純にサークルに入って後悔したことよりも振り返れば良い思い出にできることが多いし,卒業しても関係が続きそうな友人に恵まれたからこそ「大学生のコミュニティに所属すること」をおすすめするし,それを前提として「女子の身の安全のために注意した方が良いこと」をこうしてブログに書いています。

でも私と同じような経験をしてサークルを辞めた人からすれば,その経験を「サークルみたいな低レベルのコミュニティで群れること」のデメリットとしてあげるでしょうし,身の安全のために注意した方が良いことがあるような人間には最初から近づかなければ良いと言うでしょう(実際のところそれは正論だと私も思います)

就活を早く始めたが故に諦めたものがある人は急ぐ必要はないと言うかもしれないし,遅くはじめて後悔した人は早く始めた方が良いよと言ってくるかもしれない。人によって経験もそこから得た教訓も違って,誰も後輩に嘘を教えたいわけではないけれど,経験者だから真理がわかっているなんてことはなくて,経験則に基づいて話しているだけ。

私も「サークルに入って良かった!」という自分の経験を話すことはできるけれど,本当にコミュニティに所属しておくことがその人にとって良いのかどうかなんてわかりません。サークルと一口に言っても千差万別だし,向き不向きだってあります。

助言をはじめとして自分に向けられる言葉をすべて正面から受け止めず,話半分に聞き流すくらいの意識でちょうど良いのだと思います。最初はわからないことが多くて不安だろうけれど,すぐに慣れるしいろいろと見えてくるから大丈夫。

 

この春,サークルを引退した私に後輩がくれた寄せ書きには「強い女」「古き良き女」という言葉が目立ちます。集団の中でそういうキャラで扱われてきたので,適応が過剰気味な私は常に「セクハラなんて気に止めない強い女」とか「男を立てるいい女」であろうとしてきました。適当にかけられた言葉を真に受けて,おそらく結果としてはイイ女ではなくて「(彼らにとって都合が)いい女」になっていたんだと思います。かけられた期待に応えようとしてしまう,私と同じような傾向がある人は特に注意してみてほしいところです。

 

まとめると

春から大学生になる女の子に知っておいてほしかったのは,大学には残念ながら,右も左もわからない新入生のあなたが考えもしないような方法であなたを傷つける可能性がある人間がいるということ。それを踏まえて身を守ることができそうな行動選択をしてほしいということと,後輩としての強力な武器「素直さ」は自分でコントロールをきかせないと自分を危うくもするということ。「絶対に何もしないから」なんていう言葉を真に受けて気を許したらダメです。

しつこいようですが,私のこのブログを読んだ感想が「とりあえずいくつかサークルに入ろう」であっても「サークルはクソらしいからやめておこう」であっても良いです。アドバイスをしたそばから先輩からのアドバイスは適当に聞けと言って,わかりにくい書き方になってごめんなさい。結局絶対に正しい大学生活の送り方なんてものは無いし,多くの人が自分が選んだルートから選ばなかったifルートを眺めて後悔したり人に助言したりしているのだと思います。もちろん私も。

春から大学生になる女の子たちが,不用意に傷つくことなく実りの多いキャンパスライフを過ごせるよう願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。ごきげんよう。さやかでした。