どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte

ハッピー賢者モードと人生イヤイヤ期を行ったり来たり

2020-01-01から1年間の記事一覧

ひとの人生に口を出す権利

こんばんは。さやかです。 今回は「他者の人生に口を出す権利」について、私が誰のものだと考えているかを書きます。「口を出す」という言葉は、字面通りの意味から一歩進んで、実際に干渉・介入するような言動をイメージして使っています。 ベースは持論で…

おしまいになりたいって何?と笑われた夜に戻りたい

24歳くらいで死にたいとずっと思っていた。 先月、わたしは24歳になった。これからどれほど楽しいことがあるとしても、今みたいな日々も同じように続くなら、やっぱりもうおしまいにしてしまいたいなと思う 一方で、22まで私に何不自由ない暮らしをさせ、何…

多分、生きるのに必要な気遣いの消費量には個人差があって

最近、自分は他の誰かより繊細だ、と言える人の図太さが気になってしまう。 自称「人の気持ちに敏感すぎる」人が、真に他者の気持ちに敏感だった試しがない。そういう自称敏感すぎる人たちの関心の対象は、大抵相手の感情ではなく、相手の目に自分がどう映っ…

ひまわりと浮世絵と私

ロンドンナショナルギャラリー展 8月のある金曜の夜、仕事を終わらせていそいそと向かった上野駅。上野公園からは、小さい子供連れの夫婦やカップルがたくさん出てきた。自分が逆走しているような居心地の悪さと、すれ違う人間が全然一人じゃないことから来…

子どもを公立中学に通わせたいなんて正気の沙汰ではない

最近、中学受験の話題がツイッターのタイムラインによく流れてくる。自分の子どもに中学受験をさせた親、させようと思っている親目線の言葉たちだ。 私は中学受験についてほとんど何も知らない。小学生の頃「中学受験する?」と親に尋ねられたことはあったが…

「あの漫画の女の子、私に似てる」という痛みの正体

目が左右対象じゃないのは雌雄眼といって実はとても魅力的 みたいなツイートがバズっててリア垢でも「これ私だ!」を見かけたけど、そもそも目が左右対象な人間の方が少ないから左右対称な人が特別美しいとされてるんだと思ってた。人類皆雌雄眼— さやか (@o…

「ときに川は橋となる」好きでした

美術館に行くのが好きだ。 過去にも何度か、企画展を見に行ったことをネタにブログを書いた(声に出して読みたいお名前「ズビグニエフ・リプチンスキ」 - どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte)。 興味を持ったものに関してはわからないなりに色々見て回ろ…

ヒトは棲息地を都市に移した。先史時代の本能を携えて。

幾多の実験や観察から得たすべての数字が、まさか人間は事実や数字やデータに動かされないことを示しているなんて。これは人間の頭が弱いからでもなければ、どうしようもなく頑固だからでもない。私たちが影響を与えようとしている人の脳が何百万年も前から…

「女は○○すべき」と「俺は○○してくれる女の子がいい」は違うと思っている

こんばんは。さやかです。 昨日匿名のメッセージを受け取るサービス「マシュマロ」を再開したところ、こんな質問(?)をいただきました。 男性グループで居酒屋に行った際、質問者さんが何の気無しにサラダを取り分けたらそれを「女子力」と茶化されたこと…

「何を言うかより誰が言うか」問題

ツイッターを使っていると時々、こんな風に言う人と出会う。「ツイッターは何を言うかより誰が言うかが重要な世界だよね」。 詳しく聞いてみるとそれはつまり、フォロワー数の大小がその人の発する言葉の信憑性に関わっていることに対する諦念や不満であるこ…

どうしてそんな言い方をするのですか?

突然だが、私は女である。「男なんかに絶対に負けたくない!」という女尊男卑気味の強火男女平等論者ではなく、かといってこってり男尊女卑側の人間というわけでもない。 たとえば私は誰かと結婚することを考えたとき、共働きは前提とした上で、稼ぎ手として…

やさしさとは何なんだろう 君に駆け寄る速さか

私は昔から、お人好しのふりをしてきた。 東にいじめられている同級生がいれば行って人目につかぬよう話し相手になり、西に皆から無視されている先輩がいれば残業中にこっそり御用伺いなどをし…… 「共感力が高い」と言ってもらえることが多いのは有難いこと…

すぐ笑笑って付ける男 何なんだ。好きです

すぐ笑笑って付ける男なんなんだよと常々おもってるのに好きになる男みんな笑笑つけてくる なんなんだよと好きは両立するっていうかむしろ近いものなのかもしれない— ささやか (@oyasumitte) 2020年4月21日 私は「笑笑」という文末の飾り自体は、特に好きで…

今読みたい『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』

こんばんは。今回はこの本の読後感です。よろしくお願いいたします。 専門知は、もういらないのか 作者:トム・ニコルズ 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本 さて、私はもう23年も私という人間をやっているので、流石に「自分の(特に精神の)状態」をある…

私が嫌いなあの子も誰かの可愛い娘だから

私は『水曜日のダウンタウン』という番組があまり好きではない。あの番組に限らず、自分が笑われている側に絶対なりたくないと思うような番組をあまり見てこなかった。 誤解してもらいたくはないのだが、私はお笑いが好きだ。漫才は好き。コントも好き。でも…

ないものねだりとよかった探し

今付き合っている人は、出会ってから一度も私に可愛いと言ったことがないし、好きだと言ったこともない。私の記憶の限りでは。 (画像出典:2013年夏広告メイキング ~Hide & Seek Lady~ | Ad Making | LUMINE MAGAZINE) 私は私の顔を特別好きなわけでは…

認めたくなかった。会社に行くのが辛いこと

今の私の最大の悩みは、自分がマグロであることに由来していると今更気づいてしまった。今夜はそういう自分語りです。 ちなみにマグロってまな板の上の鯉ならぬベッドの上の……ではなく、泳ぎ続けないと酸素を取り込めなくて死んでしまう回遊魚の方です。為念…

「罪を二度犯した者は、もはやそれを罪とは考えない」?

利己的だからこそ利他的に振る舞う人と真に利他的な人は多くの場合見分けがつかない。 こんな長文自分語りが習慣になっている私はもちろん、自意識が強く他者からの評価を気にして行動する前者側の人間です。 さて、この間不思議なことにツイッター以外の場…

声に出して読みたいお名前「ズビグニエフ・リプチンスキ」

こんばんは。さやかです。先日、昨年からずっと行きたいと思っていて、忘れないように度々ツイートしていた「窓展」にやっと行ってきました。 出雲と大和展行きたいな。窓展も行きたい— さやか (@oyasumitte) 2020年1月15日 そんな窓展で、個人的に一番面白…

今を愛して今があるんだ 愛したことに胸を張るんだ

明けましておめでとうございます。2018年の大晦日にこのブログを始め、昨年末にはその1年間の振り返りをすることもなく新年に突入してしまうような怠け者ですが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。 改めまして、こんばんは。さやかです。今回は2019年をブ…