どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte

ハッピー賢者モードと人生イヤイヤ期を行ったり来たり

欲しがるばかりの少女ではいられない私たち

ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」のお正月スペシャルをTVerで見ました。原作も連ドラも見ていないのですが、Twitterでこんな感想を目にしてしまってはじっとしていられず……

 

前提からしてなかなかにファンタジーなドラマにあまり細かいツッコミを入れても仕方ないので、見た感想を手短に。

これは最後まで見ても変わりませんでした。

 

さて、番組内ではいくつもの社会的な問題提起が行われていました。たとえば夫婦別姓婚。

わたしは選択的夫婦別姓婚の法制化自体には、特に関心がありません。賛成する理由がなく、反対する理由も同様に無いからです。その為、本来は夫婦別姓の自由を主張する方を応援こそすれ、揚げ足をとる理由はありません。

 

一方で、女性の権利拡大の主張にはどうしても「男たるもの大黒柱にならねば」等の旧態依然としたジェンダー観を否定するという仕草がついて回るらしく、それが私にとって都合が悪いのです。なぜなら、私はその保守的な感覚をある程度共有できる男性と結婚したいから。男らしく、女らしくという価値観を全否定されると困ります。

 

未だ独身の身で何を書いても画餅に帰す可能性が高いのですが、私は何もかもを半分ずつ分担するのではなく、分業ができる相手と家族になりたいと考えています。自分よりサラリーマンとしての能力が高い(収入が多い)男性と結婚して、経済的に自分がサブになる分、家の中のことは私がやるというのが個人としての私の理想です。

 

就活をしていた頃、結婚して子どもを産んでも総合職として無理なく働き続けられるかどうかを判断材料に加えていた時点で、私はあくまでもサブの柱として生きるつもりだったような気がします。一人でも生きていける経済力は持ちたい、ただし一家の大黒柱になるような気概も意欲もない。これらは当然、専業主婦家庭で育った影響も大きいのでしょう。


私は、二人が精神的に対等であるかということと、客観的に対等な関係に見えるかということは別の話だと思っています。そして、社会的な庇護を受けたい側が家庭的な奉仕をするのは当然のことで、側から見たときにそれがどうしても従属関係の色を帯びてしまうことは仕方がないとも考えています。

私はサブのポジションを望むけれど、女性は大黒柱になれないとは全く思っていないし、働き手としてサブ担当になったらメイン担当に従わなければいけないとも思いません。決裁権はより多く稼ぐ方にあるのが自然かなとは感じますが。

 

そして、私がパートナーとして「男らしい男」を求め、自分自身もまた「女らしい女」に収まりたがること。これは私の個人的な選択に過ぎない一方で、大局的には旧式ジェンダー観の強化、性差別の再生産に加担する行為にあたるのだろうと思います。

 

私のような個人による選択、部分最適が積み重なって強化されてきた旧いジェンダー観。それに対して様々なアクションを起こす活動家の方がいます。彼らの運動によって、妻の主婦業に対してお金を払う男性や、妻に合わせて自分の姓を捨てる男性、長期で育児休暇を取得する男性が増えることは全く構いません。

私自身、保守的な女性像に収まりたがる一方で、一社会人として働き続け、経済的な自立を保ちたい気持ちも抱えています。そして女である私がこれを当然の如く語れるのも、過去に女性の権利獲得に尽力してくれた人々がいたからに他ならないわけです。この点は忘れてはいけないと思います。

 

 

ただどうしても、ツイッター等で一部のフェミニストの方々を見ていると、大きなお世話であることは承知で気になってしまいます。自らの権利や自由を主張するときには、もう少し慎重になるべきではないかと。

異なる意見を持つ人を蔑んで自分を正当化すれば、その相手には当然敵意を持たれます。自らの家事労働に金銭的な対価を求めれば、相手が家事に協力的なパートナーでいてくれると望むことは難しくなります。

 

「権利には義務、作用には反作用がついて回ることを理解して、欲しがるばかりでなく自分は相手に何を与えられるかを考えられる人」が、私の中の大人の定義かもしれません。

これは自戒ですが、欲しがってばかりいる人はどうしても幼く見えてしまいますよね。私も、自分や好きな男性の価値観を否定する人を幼いと批判してマウントを取りたいだけの子供なのかもしれませんし……

 

 

さてここまで、逃げ恥SPを見てTwitterで見かけるフェミニストの方々を連想し、取りとめもなくつらつらと書いてきました。まさか新年1回目の更新がこんな愚痴っぽくなってしまうなんて。無理矢理ですが、結婚(の目処を立てること)も今年の目標のひとつなので、自分が結婚に何を望むのかを整理できてよかったということにします。

 

あけましておめでとうございました。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。