どんな言葉で君を愛せば、

22歳新卒、OL人生のスタート

高学歴男女限定マッチングサービスはおすすめできない

少し前にツイッターで、高学歴男女限定マッチングサービス「ブライトマッチ」なるものが話題になった。

男性はほぼ旧帝大と早慶に絞られているのに女性の範囲はもう正直何でもありという印象を受ける。男女格差がすごいし、確かに大学院についてもノータッチなのが謎だ。一応登録には出身大学の判断がつくFacebookのアカウントが必要で、学歴に関してのみ言えば、いくらでも詐称ができる某ィンダーなどよりは信頼性が高いかもしれない。

さて、ここからは私の個人的な事情と感想のみを綴っていくことになる。結論から述べると、自分の出身大学が登録対象になっているとしてもブライトマッチへの登録は原則おすすめしない。原則、と付けた理由も含めて書いていくつもりだけれど、どんな体裁をとったところで内容としては「残念な時間とお金の使い方をしてしまったという後悔を何とかブログのネタにすることで昇華した気になりたい」という動機で吐き出す愚痴である。また、内容の都合上どうしても私が上から目線に何かを判断しているようにとれる表現も多いと思われる。不快感を覚えたらすぐに読むのをやめてほしい。

ブライトマッチは受け身の人間向き

しつこいようだが、私は自分が常に男性を選ぶ立場であるなどとは思っていない。今回の登場人物は全員恋人がいない男女であることが前提になっているわけで、マッチングサイトなどいわば現時点で決まった相手がいない余り物同士の出会いの場である。言わずもがな私も。

前提を確認したところで、まずブライトマッチの特徴と思われる点から述べていく。

1.登録時に学歴審査がある

2.マッチングは運営任せ

3.プロフィール写真という概念が無い

4.「まずはランチ」という運営からの指示

順番に説明していきたい。先述の通り、登録時にはFacebookアカウントを使って学歴を確認される。本人確認やクレジットカードの登録、プロフィールの入力が済むと、あとは運営側が「ご紹介」してくれるのを待つだけだ。個人差はあるかもしれないが、私の場合は登録した日かその翌日には最初のご紹介を受けたように記憶している。

紹介を受け、相手の簡略なプロフィールを確認してデート希望エリア(恵比寿/代官山/中目黒、銀座/丸の内、六本木/麻布、青山/表参道、その他)を選択すると、メッセージのやりとりが許可される。運営からの「まずは気軽なランチデートを推奨しております」という文言が表示されることもあって、挨拶もそこそこに具体的な日時の調整に入ることが多いのではないかと思う。

さて、もうお気づきかと思うがブライトマッチは自分で良い方に働きかけられる範囲がとても小さい。例えどんなに自分の好みの男性が会員として存在していたとしても、紹介されなければ巡り合うことはない。ただし紹介さえされてしまえば、顔写真すら見たことが無い人とも自然にまずは会ってみようという流れになるように設計されている。この誘う段階で気を揉まなくて良いということがどれほどのメリットであるかは個人差がある部分だとは思うが、大まかに、女性をデートに連れ出すことに苦手意識がある男性にとっては強烈なメリットになり得るだろう。誘い方がわからなかったり、顔写真を載せられるほどルックスに自信がなかったり、他の主体的に行動する必要があるマッチングサービスではなかなかデートまでたどり着けない男性には優しい設計になっていると思う。マッチング後の食事が前提になっているサービスには某イナーというものもあるけれど、私は使ったことがないのでコメントを控えておく。

ブライトマッチを人に薦めない理由3つ

人と書いたが、男女ともにあてはまる部分と、特に私と同じ女性にしか関わらない部分があると思う。あえて書き分けることはしないので、自分の立場から取捨選択をしつつ読んでほしい。

3つの内1つはもう上に書いてしまった。このサービスは、途轍もなく受け身の人間向きだ。私はここに登録した一月ほど前、好きだった人に執着しなくて済むように他の出会いを求め、同時に好きだった人以外に対して積極的に会うための行動が取れないことを自覚した。そのため半ば強制的に出会えるこのサイトに登録してみたのだが、わかったことがひとつ。私は、受け身の男性があまり好きではない。ユーザーが受動的であるというか在らざるを得ないこのサービスがぴたりとハマってしまう男性を、おそらく私は好きにならない。これは好みの話なのであまり言っても仕方ないのだけれど、普段顔見知りの男性に普通に誘われたり、デートをするということに限って言えば他のアプリでも特に困っていなかったりする女性があえて戦場にすべきサービスではないように思う。

すすめられない理由2つ目、顔が見えない。私はツイッターを通じて人と会う機会があるので、顔が見えない人と会うこと自体をあり得ないこととする感覚があるわけではない。それでもツイッターならその人が何について語り、何については語らず、またどういう言葉を使う人なのかを見ていると少なからずどんな人なのかはわかってくる。ツイッターでヤバすぎる人と出会ったことはまだない。一方ブライトマッチでは紹介された相手の顔は会ってみるまでわからない上に、アプリ版がなく開くのが面倒なので、デートの日時と待ち合わせ場所を決める以上の言葉のやり取りに積極的になれない。私は指定された待ち合わせ場所についた時、そこにいた20代後半の男性医師の頭が禿げ上がり、胸元のポロシャツのボタンが2つ外れ、これからハイキングにでも出かけるのかと思うようなリュックとスニーカーを身に着けているのを見て帰りたくなった。ドタキャンなどできる質ではないので意を決して声をかけたけれど、思えばあの瞬間にブライトマッチを退会しようと思ったような気がする。

3つ目。マッチングの解除ができない。普通のマッチングアプリというか、何が一般的かはよくわからないのだが、広く知られている中で私も使ったことがある某アーズや某ィンダーはマッチングの解除ができたはずだ。解除とはつまり、最初にプロフィールを見た時点ではいいなと思った相手がメッセージのやり取りや実際に対面する中でヤバ男あるいはヤバ女だとわかったときにその相手との繋がりを断つ仕組みだ。マッチングが解除された相手はもう自分にメッセージを送れなくなったり、プロフィールを見られなくなったりする。ブライトマッチにはそれがないのだ。私は前述の一度会った男性から連投されるメッセージに辟易して解除について運営に問い合わせたところ、「ご紹介済のお相手を解除することは出来ません。やりとりの中で迷惑行為などを受けた場合は、ユーザー通報メールにてご報告をお願いいたします。よろしくお願いします。」というお返事をいただいた。おそらく「月○人以上の紹介」という金額設定の都合上、解除を許してしまうとその数字が担保できなくなって困るということなのだろう。個人的には解除ができなかったのでとても困った。歩きながらお店を決める段階でその人は「(どう見ても一人前でしかない普通のパスタの写真を指して)このランチの写真は一人分ですか?」と店員さんに尋ね、苦笑いで頷かれ、それから家に帰るまで私はずっと泣きたかった。清潔感や常識がない人と一緒に食事をしなければならなかったこと、それ自体が私としては猛烈に恥ずかしかったのだけれど、それを以て迷惑行為とすることもできない。本人に「もう連絡しないでください」なんて言うのは嫌だし、悪い人ではないと思うので通報するのも違う。一般的にマッチングサービスを使うことの良さは、合わない相手と巡り合ってしまったときにそれを気軽になかったことにできる点にあると思っていたのだけれど、ブライトマッチでそれができないことは盲点だった。

 

私が高学歴男女限定マッチングサイト「ブライトマッチ」への登録を誰かにすすめるとするなら、審査基準の学歴を持っていることは前提として、その中でも「女性経験が本当に乏しいコミュ障だけれど根は良い人な男性」に限る。ルックスや経験の乏しさ等を要因として自分から女性を誘うことに強烈な苦手意識があったり、様々な理由で顔を出すことが当然になっている他のマッチングサイトでは戦えなかったりする男性にハマるサービスなのだと思う。私は2人の男性としか会っていないのでこれを一般化するのはとても危険だけれど、このサービスの作り方としてどうしても「ルックスに自信がない」「異性経験に乏しい」「対人コミュニケーションが得意でない」というような特徴を持った人が増えるのは自然だと思われる。それを理解した上で、他者によって結び付けられた、学歴以外の顔や性格などがよくわからない異性と会う意味があると感じるのであれば登録してみるのが良いと思う。

そもそも私に関して言えば、大学の同期たちは皆ブライトマッチの基準で言えば高学歴男性なわけである。顔も見えないマッチングサイトを使わずとも、私がこれまで人間関係を持ってきた人たちは多くの場合ブライトマッチ基準の高学歴だった。そして高学歴ながら清潔感やコミュニケーション能力に欠けるという友人もその中にはなぜかいない。いないというか、間違いなく同じ高校・同じ大学にはいたはずなのだけれど、私の認識する世界においてはほとんどいないことになっていたのだ。なぜ私は敢えてこのサービスに登録しようと思ったのだったか。およそ冷静ではなかったとしか言いようがない。

色々と書いてきたけれど、今回は好きだった人と同じ高校出身且つ自分の母校の医学部を卒業した医者という肩書に興味をひかれてしまった私が悪いし、魅力的な人ではないと外見だけで判断できた時点で仮病なり何なり使って帰らなかった私が悪いし、そもそも仮病を使わなくても普通に体調は悪かったけれど美味しいもの食べられるだろうしなあと打算的に考えて行った私が悪いし、典型的なコミュ障オタクの話を頑張って引き出して楽しいと感じさせたつもりでそれでも奢りたいと思わせる魅力がなかった私が悪いし、こんなに色々と思うところがあるくせにそれを本人に改善すべきところとしてフィードバックもせずにこんなところで愚痴を書く私が悪いし、そもそも彼氏がいないからマッチングサイトなんか使おうと思った私が悪いし、もう全部私が悪いです 自己責任でしかない 早く死にたい人生イヤイヤ期