どんな言葉で君を愛せば、

22歳新卒、OL人生のスタート

何にでも言葉で説明をつけたくなってしまう私へ

 

われわれは、あるがままにものごとを見るのではない。われわれがあるままにものごとを見るのであるーーー

 

こんばんは。さやかです。最近私は、大学生の頃に心理学の講義でほんの少しだけかじった「エニアグラム」の基礎がわかる書籍を読みました。こちらです。

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

  • 作者: ドン・リチャード・リソ,ラス・ハドソン,高岡よし子,ティム・マクリーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/03/29
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

エニアグラムという語自体は円九分割図という図形のことですが、ここでいう「エニアグラム」は心理学的な文脈にあるもので、ざっくり言うと性格を9タイプに分ける性格類型のことです。詳しく知りたい場合は是非この本を読むかネットで調べるかを自力でしていただきたいと思いますが、エニアグラムに対する私の感想を言葉を選ばずに言うなれば、ちょっとアカデミックなだけのよくある性格診断だという印象を受けました。個人の感想です。

 

本書についても私は読み始めて数分で、とてもじゃないが全部読む気にはなれないと感じていました。「つまらない本を読み始めてしまったからと意地になって読み進めるヤツはバカ」「つまらないと思った映画を最後まで見て2時間も無駄にするやつはバカ。賢い人はつまらないと思った時点で席を立って時間的コストをカットする」などという、いかにもツイッターでイキるビジネスパーソンが言いそうな言葉たちが頭をよぎった為、エニアグラムの概要など多くを読み飛ばしていくつかの質問に答えて自分のタイプを診断し「ふむ」となり、さらに質問に答えて点数を出し「ふむ」と思いました。

アカデミックな分析だとか深い自己理解がどうだとか言われてもエニアグラム自体に関する印象は「スピリチュアル」だとかいう言葉が出てくることからもお察しの通り結局は占いみたいなものじゃん、という思いが私は強くて。あまり真に受けるとよろしくないものであるような気配は感じつつ、やはり自分のタイプは気になってしまったので質問に回答して点数を出すところまでやってしまいました。私は6番のタイプでした。

 

タイプ6番について大まかに言うと、考え方やシステム、信念への忠実さが特性としてあります。概して自分自身の為よりも自分の信念のために強い意志をもって動くそうで、自分自身よりも共同体や家族を守ることを優先するらしい。それはなぜかと言うと、見捨てられたくないから。この見捨てられたくないという不安、自信の無さがタイプ6の中心にあります。

そしてタイプ6はそうした自分の不安に常に気づいていて、自分が頼りにしている基盤が崩れたときのことをいつも考えてしまって、石橋を叩いて渡る前に叩き割って「ほらね、やっぱり割れた。渡らなくて良かった!」と安心する……ということが起きてしまうんですって。

正直、言われたことの7〜8割はわかる気がしました。たとえば「タイプ6は背景事情として、不安と恐れの上に信頼のネットワークを築こうとしている」という指摘は本当に的確で。

彼らは往々にして、何ともいえない不安に満たされると、その理由を見つけたり、つくりだそうとします。人生の中には堅固で明快な何かがあると感じたいあまり、自らの状況を説明すると思える解釈や見解に執着しかねません。

私は去年の夏に一人の男友達と関係を持ち、その日を堺に彼に対して恋愛感情が芽生えたような状況に陥ったのですが、そのことを当時偶然目にした「Sトリガー理論女性は身体の関係を持った相手のことを好きになるという主張。ピンとこなければ「恋愛工学」でググってみてください)」というものと結びつけて自分の中で納得し、また恋愛工学にも一理を見出すようになっていました。実際には私は寝る前から相手に多かれ少なかれ好感を持っていたから関係を持ったのだし、関係を持った人は他にもいる中で彼だけを好きになっていたのだから、単純な理論で説明をつけるべきものではなかったかもしれないのに。

 

タイプ6の人は「当てになる信念をひとたび確立したら、それをたやすく疑うことはなく、また他の人にも疑ってほしくない」。それはタイプ6が人生で関わる人にも同じことが言えて、一度この人はすごい、信頼するに足る、と思った相手にはかなり傾倒します。

さやかというアカウント(@oyasumitte)ができた頃をご存知の方がどれほどいるのかはわかりませんが、私は当時、先に述べた恋愛工学についてこれが真理だと感じ、その界隈でインフルエンサーになっている方々にかなりお熱でした。お熱って死語かしら。

結局、彼らと関わる中で拭い去れなかった違和感だとか、外にいる人たちからの助言を通じて「彼らは自分が関わり続けるべき人たちではない」としばらく後になって判断したのだけれど。そんな風に一度すごいなと思ってしまうと、その思い込みが何かをきっかけに解けない限りその人を仰ぎ続けようと意地になってしまうところが自分にはあると自覚して、気をつけたいと思っています。

 

さて、もうおわかりの通り、最初は「なんかスピリチュアルとか言ってるし占いみたい、信憑性はなさそう」とか言いつつ斜に構えて見ていたエニアグラムも、少し何かを言い当てられたような気分になるだけで引き込まれて読んでしまったり、読み終えたあとこんな風にブログにつらつらと一連のことを綴ってしまったりするのが私です。打てば響くというか、響きすぎるというか……そしてこれもやはり、タイプ6の基本的特徴なんだとか。占いよりはよく当たっているかもしれません。

エニアグラムはこうしてタイプ分けして終わるのではなくて、自分や他人の気質の特徴や思考の典型的なパターンを知ることで、自他への理解を深める助けになるものらしいです。あまり診断結果にこだわりすぎるのは問題ですが、診断してみてあれこれ考えるのはなかなかに楽しかったので、気になった方はぜひ自分のタイプを調べてみては。

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

新版 エニアグラム【基礎編】 自分を知る9つのタイプ

  • 作者: ドン・リチャード・リソ,ラス・ハドソン,高岡よし子,ティム・マクリーン
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/03/29
  • メディア: 単行本
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また人の気質を類型化して説明しようとするエニアグラムの紹介とは逆行しそうですが、自らの思考や動機を言葉に落とし込んで型にはめて、そればかりで自分を理解したようなつもりになることはやめるようにしたいということを半年前の私が書いていたようなので載せてみます。今よりもさらに文章が拙くて恥ずかしいですが、たまには読み返して、あらゆることに対して自分が納得するために説明をつけようとしてしまう、動機や解釈を後付しようとしてしまう癖を抑えるようにしてみたいと思いました。

 

本日もお付き合いくださりありがとうございます。おやすみなさい。さやかでした。