どんな言葉で君を愛せば、

22歳新卒、OL人生のスタート

とにかく断られないように誘うのをやめていただきたい

誰かをどこかに(何かに)誘うとき、それが作為的かそうでないかに関わらず、相手に断る余地を与えないようなやり方はやめましょう。広い視野、長い目で見ればきっとお互いの為になりません。

ごめんなさい。最初に謝っておきますが、今回は愚痴です。ささいなことですが私にとっては目下一番の悩みであり、誰にも話せなくてつらいのでブログに書こうと思いました。私と同じように自分の気が進まない誘いをとにかく穏便に断る方法を模索している人には何かヒントを残せるようにしたいと思いますが、根底にあるのはシンプルな愚痴です。よろしくお願い致します。

 

断れない

そうなのです。私は何かの誘いを断りたいときに「その日は用事がある」以外の理由を述べるまろやかな拒否の方法を知らないのです。おかげさまでわりと一人で過ごす時間が長い日々を送りつつ、会社ではバチバチのリア充だということになってしまっているようですが、自分が会いたい人には正直に忙しくない日々のことを話しているので、以下のようなことが起きます。

件の「先輩」は私が単に行きたくないから方便をつかっているのを知っていてニヤニヤしてくるわけで、私と同じくらい性格が歪んでいて大変好きです。何の話だ。

そうだ。断れない話でした。最近誘われた中で困ったなあと感じている状況は、大きく分けると2つあります。

 

1、逃げ場のない「無理な日教えて!」

ここで一応確認しておきたいのですが、今回誘いを断りたい相手は「断ったあとも日常生活で一定の付き合いがあり、故に断り方を間違えると平穏な日々に何かしらの気障をきたす可能性が高い相手」であり、しかし同時に「個人的にその人と親密に なりたい/なろう/なれる と思ってはいない相手」であるものとします。そしてパワハラと呼べそうなものについては原則言及しません。強い上下関係のある中での断れなさは尋常でなく、今の私のように「ちょっと気まずくて断りづらい」ものと並べて語れるような問題ではないと思うので。

つまり私の悩みの種とは、「自分とほぼ対等且つ、そこそこ日常を共有するような相手からの誘い」です。会社の同僚や学校の同級生、習い事、バイト先が同じ人などを思い浮かべる方が多いのではないかと思います。

さて本題に戻りますが、ありますよね、「今度ごはん行こ」「飲み行こうね」、これらの言葉を社交辞令で言うことや言われること。 社交辞令で言ったそれを真に受けられて困ること。自分が言われたのが社交辞令なのかそうでないのか迷うこと。

私はそうやって悩みの種をつくるのが嫌なので基本的に社交辞令は言わないようにしています。でも会社員として人間に揉まれて生きていて、全く言わないということは叶わず、今はそうやって自分が八方美人をしてしまったツケを今回収しているというわけです。

ある女の子は「さやかちゃんと飲みたい」と私のことを何回も誘ってくれるのですが、その形がやや怖くて。最初は「○月で空いてる日教えて!」だったのが、私が1か月の中で1日しか提示しないと悟ると「△月で空いてない日教えて!合わせるから!」に変わり……これは断れません。「用事がある」以外の方便を見つけない限り。

このしんどさから私が学んだのは、相手を思って「私があなたの都合に合わせるから好きにして」という私が好きな人に対して取りがちだった態度というのは実は相手に対してなかなか配慮に欠けるものだったということです。だってこれを断るには、いくら遠回しにしたとしても「あなたに合わせてもらっても私は嬉しくない」というメッセージを伝えなければならないから。誘われた側がそれをしたくない場合、残る選択肢は、たとえばLINEなら既読無視か未読無視になってしまうのでしょう。ちなみに私は彼女のLINEをしばらく未読のままにしています。困ったな。

 

2、逃げ場のない「行く前提で進む話」

ありませんか?行く前提で話が進んでしまうシチュエーション。たとえばそれは職場の女性同士で誘う・誘われるのやりとり無しに毎日一緒に食べることが恒例になっている平日のお昼ご飯だったり、ダブルバインドやドアインザフェイスの手法を使って飲みに誘ってくる女の子との会話だったりするのですけれど。

ダブルバインドとは2択を提示することで問題をすり替えて相手を自分の望む方向に誘導することで、ドアインザフェイスは先にダメ元で重い頼み事をして相手に断らせ、罪悪感を持たせたところを利用して軽めの頼み事を飲んでもらえるように図ること。これらは確かに断りづらくさせる手段にはなるので、そういった実用的なものを知りたい人は「デート 断られない 心理学」などと検索すればネットにも腐るほど転がっています。私のように使われるとその人自身に苦手意識を持つ人間もいるので強くおすすめはしませんが、知っておくと逆に断りづらい誘い方をされたときに「これはアレを使われているだけで私が罪悪感を持つ必要はない」と思って断りやすくなることがある、かもしれません。

大きな流れに逆らう…というと大袈裟ですが、断りにくい空気を作られてしまうと、断る側は大変な心労を負います。この頃私は、毎日会社で同期とランチを食べるのが恒例になっていてつらいです。正直あまり話は合わないのだけれど、一緒に食べに行くのが当たり前になってしまっている中で「私は行かない」と言い出す勇気もなくて。彼女たちが私にとってどうでも良い相手、たとえば好きな人以外の男性なら気まずくなったら困るなんていう心配をせずに「話が合わないから行かない!」と宣言したり無言でフェードアウトしてしまえば良いのですが、大事な同期ではあるので嫌われたいわけもなく、本音を話せるわけもなく……。

愚痴が過ぎました。本題に戻ります。

 

断る選択肢を奪う誘い方はダメ

結論としてはこれに尽きると思います。そもそもなぜ上司が部下を無理にどこかへ誘ったり何かを強いたりするのが「パワハラ」と呼ばれ糾弾されるかというと、立場が上の人というのは自覚の有無に関わらず相手から断るとか拒否するといった選択肢を奪ってしまいやすいと考えられるから。平易な言い方をすると、部下が断りたくても断れないからダメなのだと思います。この場合は上司の誘い方がいかに優しくても、二人の関係性からして既に断りづらさが生まれているわけですね。

一方、対等なはずの相手に断りにくさを感じるのであれば、関係性よりもその誘い方に断りにくく感じる理由があるように思います。誰かを誘って、断られてしまうのが怖い気持ちはよくわかります。だから相手に楽に断らせることができるように誘おうなんて、思う人が少ないのは仕方ないと思うのです。でも部下の断りにくさを生む上下関係の代わりとなるような、相手が断りにくい状況を作ってしまうのはやはり良いことではないはずです。

私が最近良さそうだと思って実践しているのは、その誘いの中に相手がもし断りたいときに使える理由を含むようにしておくこと。これは相手のためかと思いきや実は自分にとってもかなり都合が良いのです。

たとえばもしあなたが誰かに恋をしていて、その相手に「来月会いたい!会えない日教えて!」などという誘い方をしてしまった場合、「ごめん、毎日他の人と予定があって…」と明らかに不自然な言い訳をされたり「悪いけど私はあなたに会いたくない」とはっきり断られたりする可能性がありますよね。これは断られる側がつらいのはもちろんですが、今回書いてきたように、断る側も悩みます(サイコパスでもない限りは)。

一方、あえて日付をあえて限定して好きな人を誘ってみて「ごめん、その日は仕事」と断られた場合を考えてみてください。もしかしたら誘われた側は誘った側に会いたくないからそう言ったかもしれないけれど、誘った側は真の理由を知らずに済むし、誘われた側も相手の思い自体を拒否せずに済み、気まずさは軽減され、雨は止み、海が凪ぎ、戦争はなくなり、世界は平和になるはずです。

お互いに見たくないし見せたくもない本音なんて、建前で綺麗にラッピングして開けることなく投げ合っておけば良いのです。私は明日も同僚からの「華金だし飲みに行こうよ」という誘いは無い先約をあるように見せて断るだろうし、あわよくばランチも悪くない体調を悪いように見せるとかして断れたらいいなと思っています。強く生きていきましょう。

今日もお付き合いいただきありがとうございました。おやすみなさい。さやかでした。

 

 

【8/30 補足】

「暇な日教えて!」「無理な日教えて!」には逃げ場がないと書きましたが、誘われたり予定を聞かれたりした期間が来週以降などであれば、一旦「予定を確認して折り返し連絡するね」と言っておいて連絡を忘れたフリをすることでとりあえず一歩引くことはできるな、と。

察しのいい人なら永遠に連絡がないのが返事=もう誘わないほうがいいのだなと考えてくれますが、良くも悪くも鈍感な相手がそのまま忘れてくれなかった場合は催促されて余計に気まずくなったり、最悪「あいつは連絡すると言っておいて忘れるような人だ」と悪く言われるようになったりします。相手の様子を見ながら使ってみてください。