どんな言葉で君を愛せば、

22歳新卒社会人、OL人生のスタート

せめて今日のために切った髪に気付いて 似合ってるよって言ってほしかった。

 

22年の人生で,人から数え切れないほど

「幸せになってほしい」と言われてきた。

 

それらのうち過半数は,

おそらく大学3年の夏以降に

かけられたものだと思う。

 

 

今から1年半前。

 

その時まで私は,

ほぼ彼氏を切らしたことがなかった。

 

初恋をして以来ずっと,

好きな人がいない時期なんてなかった。

 

好きな人がほしいと思ったことはなかった。

 

「好きって気持ちがわからない」だなんて,

一度も考えたことがなかった。

 

大袈裟じゃなく,

自分は男がいないと

生きていけないと思っていたし,

彼氏が欲しくないという女友達の言葉が

本当に信じられなかった。

 

でも私のことが大好きだった彼氏よりも

好きな人ができて,

今思えば酷いやり方で関係を終わらせて。

 

 

 

 

 

そうして身軽になってから告白した男友達に,

振られたのが1年半前のこと。

 

気持ちは嬉しいけど友達でいよう,

そう言った彼の声がいつもより低くて,

でも言葉も表情もやっぱり優しくて,

どうしようもなく好きだと思った。

 

彼が友達でいたいと言ってくれるなら,

そうあろうと思っていた。

 

 

 

 

彼は出会ってからずっと,

とてもいい人だった。

 

声も身体も大きくて,

常に人の輪の中心にいて,

ちょっと顔が怖くて,

だけど私にはいつも優しくて。

 

ずっと,彼女がいないのが不思議だった。

 

私に彼氏がいる頃から少しずつ距離が近くなって,

一緒にお酒を飲んだ日には手を繋がれたり

抱きしめられたりするようになった。

 

全て,酔っているときだった。

良いことではないとわかっていた。

 

ちょうど人肌恋しいときに私が近くにいて,

サイズ感的にちょうど良いとか、

そんな理由なんだと思っていた。

思うようにしていた。

 

好かれているわけではないとわかっていた。

 

 

わかっていて、好きになった

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろあったけど結局あっさり振られて、

素直に友達に戻りたいと思っていたし、

友達だと思って接しているつもりだった。

 

彼の態度も特に変わらなかった。

酔っているとき以外は。

 

 

 

あるとき酔った彼は私をひどく罵った。

 

 

また別のある日に酔っていた彼は、

私を押し倒して「好きだよ」と言った。

 

頭が真っ白になって、笑ってやりすごして、

帰ってから泣いたかもしれない。

 

 

私に暴言を吐いたことも、

酷い嘘でからかったことも、

そのすべてを彼は覚えていなかった。

 

いちいち期待するのをやめたかった。

 

何をされても何を言われても、

覚えてないと言われたら何も言えなくなった。

 

本当に、好きだった。

 

どうせ覚えていないんだろうなって

毎回毎回思いながら、

それでも、

覚えてないなんて嘘でしょって思うくらいに

真っ直ぐに私を見てぶつけられる言葉を

いちいち全部真に受けて、傷ついて、

 

全部お酒のせいにして逃げる彼に腹が立って、

 

それでもやっぱり、好きだった。

 

 

 

だって、彼は相変わらずいい人だった。

 

変わったのは、酔ったときの私に対する態度だけで、

それ以外は何も変わらなかった。

 

いつも人の輪の中心にいて、後輩にも慕われて、

グループの中でも発言力があって、

 

だから、

 

 

「さやかのこと友達としてしか見れないけど」

 

 

「俺のこと好きならいいよな」

 

 

 

「誰にも言うなよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バカみたいに好きだった。

 

本当に好きだったから

共通の友達には話さなかった。

 

笑ってしまうほど酷い扱いだった。

 

思い出したくもない言葉をかけられたし、

手をあげられたこともあったし、

それでも翌日には何事もなかったように

友達として顔を合わせなければならなかったし、

何もかもが辛かった。

 

時期も時期だった。心が荒む就活と丸被り。

 

 

大学で一番仲が良い女の子は、

少し前の私と同じで

彼氏を切らしたことがない。

 

好きな人と付き合っている彼女に嫉妬して、

そんな男から離れて幸せになれという彼女の言葉を

疎ましく思ってしまう自分が嫌いだった。

 

 

 

事情を知る数少ない人たちは、

みんな彼を悪く言った。

当然である。

私が、全部話したからだ。

 

私は心の底から、

どんなに彼の私に対する扱いが酷くても

彼を好きだと思っていた。

実際何度もそう言った。

 

確かに彼が私にしていることはひどい。

それは当時からわかっていた。

 

でも、好きだった。好きだったんだ。

 

だって彼はいい人だったから。

 

私にはどんなに酷い男でも、

それは私のせいだと本当に思っていた。

 

私が、私の何かがおかしいから

彼の態度もおかしくなるんだと思っていた。

 

友達は、それは違うと怒った。

あなたに幸せになってほしいと泣いていた。

 

 

 

 

いろいろあって最後は自分で距離を置いたし、

結局は自分から彼と関係を切って、

今はもう本当に吹っ切れたのだけれど、

 

 

最近また繰り返し言われる「幸せになってほしい」を

どう受け止めていいかは今もわからなくて。

 

幸せって何なのかわからないから。

 

それから、いい人なはずなのに

会うと何だか傷つけられてる、

そういう人の嫌いになり方もわからない。

 

彼を好きでいた頃、人にすすめられて

「今までされた酷いことを紙に書き出して、

自分が何をされているかを自覚する」

みたいな方法をいくつも試した。

 

でも効かなかった。

だって私は、自分を傷つける人だとわかってて

好きだったし会っていたし、自分が何をされてるかなんてずっとわかってた。

 

彼はいい人なのに私に対してだけは残酷になるなら、それは私に原因があると思った。

私にキツくあたるところも含めて、彼の全部が好きだった。

 

 

女子は自尊心とか自己肯定感とかそういうの高めてくれる人を好きになるべきって、それは正論だけど、皆そうじゃない人のことは嫌いになれるの?

本当に?それ、どうやるの?

それがわかったら、幸せになれるの?

 

好きな人と付き合えない私は不幸なの?

 

私が不幸だと思って、

幸せになってほしいって言うの?

 

 

 

 

なーんて、自分が言われたら思うくせに

自分もすぐ人に「お幸せに」とか

「幸せになってほしい」とか言うんだよね。

アホみたいな顔して。

 

なんか本当に勢いで書いてしまったけど

ここに来て頭が冷めてきている。

大変恥ずかしいので読み返さずに上げます。

いつかちゃんと本当の意味で整理して、

心理学系の記事のネタにします。

 

おやすみなさい。

 

幸せ

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