どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte

ハッピー賢者モードと人生イヤイヤ期を行ったり来たり

子どもを公立中学に通わせたいなんて正気の沙汰ではない

最近、中学受験の話題がツイッターのタイムラインによく流れてくる。自分の子どもに中学受験をさせた親、させようと思っている親目線の言葉たちだ。 私は中学受験についてほとんど何も知らない。小学生の頃「中学受験する?」と親に尋ねられたことはあったが…

「あの漫画の女の子、私に似てる」という痛みの正体

目が左右対象じゃないのは雌雄眼といって実はとても魅力的 みたいなツイートがバズっててリア垢でも「これ私だ!」を見かけたけど、そもそも目が左右対象な人間の方が少ないから左右対称な人が特別美しいとされてるんだと思ってた。人類皆雌雄眼— さやか (@o…

「ときに川は橋となる」好きでした

美術館に行くのが好きだ。 過去にも何度か、企画展を見に行ったことをネタにブログを書いた(声に出して読みたいお名前「ズビグニエフ・リプチンスキ」 - どんな言葉で君を愛せば|@oyasumitte)。 興味を持ったものに関してはわからないなりに色々見て回ろ…

ヒトは棲息地を都市に移した。先史時代の本能を携えて。

幾多の実験や観察から得たすべての数字が、まさか人間は事実や数字やデータに動かされないことを示しているなんて。これは人間の頭が弱いからでもなければ、どうしようもなく頑固だからでもない。私たちが影響を与えようとしている人の脳が何百万年も前から…

「女は○○すべき」と「俺は○○してくれる女の子がいい」は違うと思っている

こんばんは。さやかです。 昨日匿名のメッセージを受け取るサービス「マシュマロ」を再開したところ、こんな質問(?)をいただきました。 男性グループで居酒屋に行った際、質問者さんが何の気無しにサラダを取り分けたらそれを「女子力」と茶化されたこと…

「何を言うかより誰が言うか」問題

ツイッターを使っていると時々、こんな風に言う人と出会う。「ツイッターは何を言うかより誰が言うかが重要な世界だよね」。 詳しく聞いてみるとそれはつまり、フォロワー数の大小がその人の発する言葉の信憑性に関わっていることに対する諦念や不満であるこ…

どうしてそんな言い方をするのですか?

突然だが、私は女である。「男なんかに絶対に負けたくない!」という女尊男卑気味の強火男女平等論者ではなく、かといってこってり男尊女卑側の人間というわけでもない。 たとえば私は誰かと結婚することを考えたとき、共働きは前提とした上で、稼ぎ手として…

やさしさとは何なんだろう 君に駆け寄る速さか

私は昔から、お人好しのふりをしてきた。 東にいじめられている同級生がいれば行って人目につかぬよう話し相手になり、西に皆から無視されている先輩がいれば残業中にこっそり御用伺いなどをし…… 「共感力が高い」と言ってもらえることが多いのは有難いこと…

すぐ笑笑って付ける男 何なんだ。好きです

すぐ笑笑って付ける男なんなんだよと常々おもってるのに好きになる男みんな笑笑つけてくる なんなんだよと好きは両立するっていうかむしろ近いものなのかもしれない— ささやか (@oyasumitte) 2020年4月21日 私は「笑笑」という文末の飾り自体は、特に好きで…

今読みたい『専門知は、もういらないのか 無知礼賛と民主主義』

こんばんは。今回はこの本の読後感です。よろしくお願いいたします。 専門知は、もういらないのか 作者:トム・ニコルズ 発売日: 2019/07/11 メディア: 単行本 さて、私はもう23年も私という人間をやっているので、流石に「自分の(特に精神の)状態」をある…

私が嫌いなあの子も誰かの可愛い娘だから

私は『水曜日のダウンタウン』という番組があまり好きではない。あの番組に限らず、自分が笑われている側に絶対なりたくないと思うような番組をあまり見てこなかった。 誤解してもらいたくはないのだが、私はお笑いが好きだ。漫才は好き。コントも好き。でも…

ないものねだりとよかった探し

今付き合っている人は、出会ってから一度も私に可愛いと言ったことがないし、好きだと言ったこともない。私の記憶の限りでは。 (画像出典:2013年夏広告メイキング ~Hide & Seek Lady~ | Ad Making | LUMINE MAGAZINE) 私は私の顔を特別好きなわけでは…

認めたくなかった。会社に行くのが辛いこと

今の私の最大の悩みは、自分がマグロであることに由来していると今更気づいてしまった。今夜はそういう自分語りです。 ちなみにマグロってまな板の上の鯉ならぬベッドの上の……ではなく、泳ぎ続けないと酸素を取り込めなくて死んでしまう回遊魚の方です。為念…

「罪を二度犯した者は、もはやそれを罪とは考えない」?

利己的だからこそ利他的に振る舞う人と真に利他的な人は多くの場合見分けがつかない。 こんな長文自分語りが習慣になっている私はもちろん、自意識が強く他者からの評価を気にして行動する前者側の人間です。 さて、この間不思議なことにツイッター以外の場…

声に出して読みたいお名前「ズビグニエフ・リプチンスキ」

こんばんは。さやかです。先日、昨年からずっと行きたいと思っていて、忘れないように度々ツイートしていた「窓展」にやっと行ってきました。 出雲と大和展行きたいな。窓展も行きたい— さやか (@oyasumitte) 2020年1月15日 そんな窓展で、個人的に一番面白…

今を愛して今があるんだ 愛したことに胸を張るんだ

明けましておめでとうございます。2018年の大晦日にこのブログを始め、昨年末にはその1年間の振り返りをすることもなく新年に突入してしまうような怠け者ですが、本年もどうぞ宜しくお願い致します。 改めまして、こんばんは。さやかです。今回は2019年をブ…

有田・波佐見でひとり旅をしてきた件。

人に何かをおすすめするのはとても難しい。単に自分が気に入った物や場所を言っておけばいいというものではないからだ。 ツイッターで「○○ってお店の△△が美味しかった」と周知するだけならいざ知らず、たとえば誰かに直接「おすすめの本は?」と聞かれたら私…

ここではないそこへ行けば ここにはない何かがある

ドイツの詩人,カール・ブッセの「山のあなた」という詩をご存知ですか。尋ねておきながらこう言うのも何ですが、一度も見たことも聞いたこともない人はそこそこの大人の中にはあまりいないのではないかと思います。 山のあなたの空遠く 「幸」住むと人のい…

何を言えるかが知性で、何を言わないかが品性で

言葉は、誰かと話すためだけに存在しているわけではない。私たちは黙って考え事をするときにも絶え間なく言葉を使い続けている。 浮かぶように現れては放っておくとそのうちまた見えなくなったり、またふとしたときに戻ってきたりして自分の中を回っている言…

【ご報告】私事ではありますが、

こんばんは。さやかです。 今日はタイトルの通り、私事ではございますが、この場を借りてご報告を致したく存じます。 私 さやかは、2019年11月29日を持ちまして、かねてよりお付き合いをさせていただいておりました Amazon アソシエイト・プログラ厶から、¥5…

「オタクは性質」と彼女は言った

私にとって「オタクなので」というフレーズは万能な建前のようなものだ。気乗りしない誘いには「最近ちょっと忙しくて」とだけ言って断れば角が立たないのと同じで、「オタクなので」に特に意味はないけれど、言っておけばとにかく何でも丸く収まるような気…

反面教師はたぶん要らない

こんばんは。お久しぶりです。さやかです。 ここ1ヶ月ブログの更新をサボって何をしていたかというと、労働や受験勉強やジム通いやアプリ婚活等々です。仕事を含めて春から基本的にずっと楽しかった社会人としての生活でしたが、最近はやや息切れしていると…

今見直したい「常識」の価値

少し前にツイッターをざわつかせた血液クレンジング。 私が今回の騒ぎで最初に「血液クレンジング」の文字を見たときには、血液透析とか血液浄化療法の新しいおしゃれな言い方なのかな、美容目的でカジュアルに使おうとするお金持ちがいるのかしら……くらいに…

興味と体力と時間が無ければ本なんて読めない

こんばんは。さやかです。台風19号に荒らされた3連休の前半でしたが、このブログを読んでくださっている方々はご無事でしょうか。おかげさまで私は身も家族も住処も無事だったので、旅行をキャンセルして予定が真っさらになった週末をのんびりと過ごしており…

高学歴男女限定マッチングサービスはおすすめできない

少し前にツイッターで、高学歴男女限定マッチングサービス「ブライトマッチ」なるものが話題になった。 「男女における高学歴にも差がある」として炎上してる高学歴男女マッチングサービス、いわゆる偏差値の高い大学だけを対象としたサービスになってて、語…

映画「アイネクライネナハトムジーク」を見ました

こんばんは。さやかです。今夜は金曜日に見てきた映画の話をしようと思います。まず最初に断っておきますが、本記事はネタバレをするつもりで書くわけではないにせよ、何がネタバレになってしまうかは人によると思うので、映画「アイネクライネナハトムジー…

ねえ知ってる?雨に濡れながら号泣したら、一周回って笑えてくるの

「あ、やばい、泣きそうだ」と思った。 日曜日の午後。外は小雨。かっこいい男の人と半日デートして解散して、表参道のスターバックスで一人、温かいミルクティーを飲みながらツイッターを開く。本当はジ・アレイでタピオカミルクティーを飲みたい気分だった…

別に、特別落ち込んでいるからこんなことを考えているわけではなく、

24歳で死にたい、とずっと思ってきた。 24という数字には大した意味はなくて、漠然と遠いような近いような、よくわからないけれど若いうちに死ぬといえば24くらいかな、と思っていた。もしかしたらクリスマスケーキ理論に影響されたのかもしれない。そして、…

小早川秋聲ー無限のひろがりと寂けさとー

おはようございます。こんにちは。さやかです。土曜日の夜は日曜日の朝寝た(他に言いようがない)ので昼夜逆転してしまったかと思いきや、昨夜は23時前から睡魔が襲ってきてくれて、寧ろいつもより早くウトウトし始め、そして月曜日である今朝は昼の12時に…

思わぬところで清濁併せ呑む素敵な主婦に出会ってしまった

こんばんは。さやかです。 これは完全に偏見なのですが、おそらく私の書く長文ブログを毎回最後の「おやすみなさい」まで読めるほど活字が好きな皆さんは、本を読むのも好きなはずです。そうに決まっています。そこで気になったのが、普段どんな媒体で、どん…